-残雪期から新緑期へ- 自分にフィットするアウターの選び方

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雪も少しずつ姿を消し、新緑がまぶしい季節がやってきました。
とはいえ、山の上では風が冷たく、朝晩は肌寒い。そんな「季節のはざま」の時期、アウターの選び方に迷う方も多いのではないでしょうか?

冬のハードシェルでは暑すぎるけど、軽すぎるシェルだと不安。

そんな悩みに応えるべく、韓国のULハイクを牽引するブランド「CAYL」から、春の登山にぴったりのアウター3種をご紹介いたします。
登山スタイルや山域に合わせて、ぜひ参考にしてみてください。


春山登山でのアウター選び、何が難しい?

春の山は、まさに「寒さと暑さのあいだ」にあります。

残雪が残るエリアでは冷気や雪解け水への対応が必要ですが、日中の行動中は気温が上がり、汗ばむ場面も増えてきます。
そんな春山では、“何を羽織るか”の判断がとても悩ましいもの。

このすべてに対応するには、「軽さ」「通気性」「防風・防水性」のバランスが重要です。
さらに、重ね着や持ち運びやすさも意識したいところ。


日帰り低山・春の陽気に合わせるなら

春の低山ハイクや里山歩きには「Wind Jacket」がおすすめです。

「Wind Jacket」は、冷たい風をしっかり防ぎつつ、
ムレにくい通気性とストレスのない着心地を両立しています。

風が冷たい朝の登山口でも、稜線の風よけとしても、
1枚羽織るだけで驚くほど行動が快適になります。

そして、このジャケットのもうひとつの魅力は軽さと携帯性
わずか約165gの軽さで、ポケットに収まるコンパクト設計。
いざという時のために、ザックに無理なく忍ばせておけます。

春の低山、ハイキング、街との行き来にも。
風をやわらげるこの1枚が、登山の質を一段引き上げてくれます。


残雪の稜線・急変する天候に備えるなら

春の縦走、残雪の尾根歩き、変わりやすい天候下の行動着には「Light Trail 3L Jacket」がおすすめです。

「Light Trail 3L Jacket」は、軽さと防水性を両立した3レイヤーシェルのため、
雪解け水や不意の雨風、肌寒い稜線の風にも快適に過ごせます。

一般的なレインウェアよりもミニマルで軽快な着心地ながら、
止水ジップや立体裁断など、山で使うためのディテールもしっかり詰め込まれています。

また、3レイヤーながら薄手でかさばらず、コンパクトに収納可能。
パッキングを軽量に保ちたいULハイカーにもおすすめしたい1着です。


肌寒い稜線の風が気になるけど、荷物は最小限にしたいなら

ULハイカーのわがままに応えてくれるのが、CAYLの「Feather Jacket」。

「Feather Jacket」は、春~秋まで活躍する、軽量で防風性のあるジャケット。
稜線での肌寒い風を防ぎ、必要がなくなればポケットを裏返すことで、手のひらサイズに収納できます。

特徴としては、コンパクトな収納性ももちろんですが、「Wind Jacket」を下回る軽さ。
約85gとたまご 1.5個分の重さしかないため、UL志向の方にはおすすめの一着です。